地域での取り組み

SOSネットワークすわ

「SOSネットワークすわ」とは?

お金のこと、健康問題のこと、仕事のことなど暮らしに関する不安や心配ごとに対して相談できるネットワークの団体のことです。

諏訪共立病院も同ネットワークに所属しており、隔週で行われる相談会に参加しています。2009年3月、増える外国人の生活相談に対応するため当院で相談会を始めました。月2回相談会を行い、他機関の協力も必要と法律事務所や労働団体、各市町村議員の方々、生活を守る会に呼びかけ、発足しました。

当初はブラジル国籍の方が多く相談に見え、その他派遣切りに遭いその日食べるものもない方、仕事がなく失業保険が切れそうな方など緊急対応を行いつつ、生活保護・国保料減免 の集団申請と団体として行政に働きかける取り組みを行ってきた経過があります。近年の相談者は10~12名ぐらいの間で推移しています。相談に来られる限り継続した支援の必要性があることから相談会を地道に続けていきます。

長引くコロナ禍の為、仕事や生活に困っている方がいましたら、気軽に相談会にお越しください。

安心して受診できるように

相談会の中の健康チェックで異常がある方は、すぐに医療にかかっていただくように対応しています。生活していくことが精一杯で医療にかかれない方もいらっしゃいます。無料低額診療事業の利用や生活保護・障害年金など公的制度へつなげることもその方の状況を確認しながら相談しています。

活動を通して

SOSネットワークすわが発足して13年が経ちますが、貧困問題は依然として存在しています。さまざまな活動との連携・ネットワークを作りながら、貧困問題に引き続き取り組み、さらなる発展に寄与していきたいと思います。