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アルコール依存症からの回復・自助を支援

回復の難しいアルコール依存症

アルコール依存症者は全国に230万人前後といわれています。アルコール依存症からの回復には『通院』『抗酒剤』『自助グループ』を柱とした治療を続けることが必要といわれています。アルコール依存症には治癒はなく、回復という状態を続ける他ありません。断酒を継続しなければいけない病気です。回復者は入院治療に繋がった方でも全体の2~3割といわれています。
県内の自助グループの数は(家族のグループ含め)62グループあります。
アルコール治療の専門プログラムのある『県立こころの医療センターこまがね』(元駒ヶ根病院)の当時の師長さんの呼びかけで、アルコール依存症回復者の増加を図るため、平成14年10月31日に当院で自助グループ『下諏訪酒害者回復クラブ』を発会させました。回復クラブは当事者や家族、誰でも自由参加ですが、医療スタッフと月に1度は町の保健師さんも参加する『半自助・半治療グループ』です。祝日やお盆・お正月関係なく毎週木曜日に例会があり、例会出席により酒害体験を語り合うことで、お酒のない生活がどんなに貴重なものなのかを確認し合うことができ、それが断酒継続の力となります。回復者、家族のみなさん、地域の保健師さん、みなさんの協力があり安心して自分を出せる所、気楽な所、大切な仲間がいる所に発展し、昨年10周年を迎える事ができました。

10周年記念として平成24年12月13日に当院内で院内スタッフ、諏訪地域の他院所スタッフ向けに信州大学医学部附属病院精神科・犬塚伸医師の記念講演と当事者の体験談を語ってもらう企画を開催しました。それに合わせて当事者の方たちの体験談を綴った記念誌の発刊も行いました。
記念講演の参加者は約50人。参加者からは「犬塚先生の話やアルコール依存症についてわかりやすく理解できた」「正しい病気の理解が必要である事がわかった」「38年間飲み続けてきた当事者からお酒を断ったことでの幸せを聞く事ができ自助グループの大切さが伝わってきた」等の感想がありました。
今後もアルコール依存症者の支援のために地域の受け皿としてこの会を大切にし、継続していきます。


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